2018/04/17追記
このご時世にもなると、たった30$でケイデンスセンサーとハートレートモニター付きのサイクルコンピューターが買えてしまう事実に驚いています
AliExpress.com Product – 3 In1 Wireless Bicycle Computer with Speed Cadence Sensor Heart Rate Chest Strap Cycling Stopwatch Bike Speedometer Odometer
追記おわり
はじめに。
- この記事は次回に続きます。
- 特殊な事情の記事です。
- 普通にサイコンとハートレートモニターをスマホリンクさせたい方は、キャットアイの新商品を買いましょう。※新商品で色々問題もあるようなので購入は慎重に。
目次
いきなりSD-565の話
前々回のエントリで紹介した、激安 ハートレートモニター 付き サイコン SD-565。
僅か2000円ちょいでサイコン&心拍計測が可能ということで、愛用していました。
が、欠点(流行でない点)として、心拍計測が5.3kHzアナログ通信であることにも触れました。※普通に使う分には全く欠点ではないです。
ハートレートモニター の方式について
5.3kHzはジムの有酸素マシン等で使用される古典的な通信方式です。なので、SD-565付属のチェストストラップを装着してジムでエアロバイク等を利用すると普通に心拍を拾います。「中華サイコン以外に利用出来るからいいじゃん」とも言えますが、実は最近の心拍計関連の製品規格はほとんどBluetooth(かANT+)を利用したデジタル通信です。
GARMIN製品等はANT+規格が多いでしょうか。2つの規格をひとまとめに語ってしまいますが、利点は何と言ってもデジタル。電波干渉にも強く、電池の消耗も少なく、特にBluetoothはスマホを中心に対応機器が多いので、幅広い互換性、汎用性があります。
ハートレートモニターは単純な仕組みですので、スマホのヘルス・ログ管理系アプリでは、Bluetooth規格のストラップが大体使えます。自転車で出かけた時の心拍変化がサイコンだけでなくスマホにも共有される、便利な?時代です。
では5.3kHzはジム以外では全く使えないのかというとそうではなく、ちゃんと上記アプリでもカバーしています。ただし、イヤホン端子に接続する専用レシーバーが必要。
しかもSD-565のストラップが対応しているかは人柱な上に2500円程と少々高い。
激安サイコン専用の為だけにそこまでするのは勿体無い…なので痒いところに手が届かないな~仕方ないか~と思って普通に使用していました。
高機能 サイコン はガチ勢だけのものか?
脱線&今更ですが、ちゃんとしたサイコンって高いですよね…。
基礎的なデータを表示するだけのものなら安価ですが、ちょっとでも面白い要素を足したなら結構…かなり…うわっ。趣味の世界なので当然です。
ロードレースを例にとると、炎天下で長時間、時には雨。耐久性が問われるものでありながら、精密なデータ供給を安定して行わないといけない。その項目・機能が増える程、高価に。良い物は、ちょっとした入門ロードが買えてしまいます…。
でも、「別にレースはしないし、本来そんな機能必要ない、金を掛けたくもない。なのに、そこそこの機能を、出来る限り安価に試してみたい層」って結構いると思うんです。
予算もないしそこまで本気じゃないけど興味はあるような。
はい、わたしです。
スマホ を サイコン にするという風潮
スマホユーザーにはお馴染みの Runtastic Road Bike Pro は、スマホ を サイコン にしてしまおう!という考え方で面白いですよね。Bluetoothのケイデンスセンサー&ハートレートモニターを使用してスマホをホルダーに装着すれば、速度/ケイデンス/心拍数/ルート…etc。パワーモニター以外の見える化&ロギングは結構簡単に達成できてしまいます。
Runtastic対応品ではないけど普通に動作するTOPEAK
純正アプリ有り。Runtasticでもタイヤ周長バグを除けば問題ないようです。
Runtastic対応。Androidだと若干注意が必要なWahoo Fitness
純正アプリ有り。Bluetooth4.0対応であればAndroidでも使えるようです。が、不具合が多いようです。あと、ややお高い。
でも個人的にはスマホをホルダーに付けるのは微妙です。
雨や衝撃、破損、盗難、色々リスクが付き纏いますし、型落ちのスマホを専用で使用しても液晶点灯による電池消耗などデメリットは残ります。
という方の為に、それぞれ専用液晶も売っているようですが…。
調べると液晶もハートレートモニターも動作が不安定だというレビューがありますし、Bluetoothが、
センサー→スマホ&液晶ではなく
センサー→スマホ→液晶という送信経路のようです。
スマホなくして成立しないのですね。
なにより全部集めると高っかい!!
2万円程なら普通にGARMINや最初に紹介したキャットアイが買える価格になります。
結局、スマホへのデータ供給と本来のサイコン機能両立というのはまだまだ高価です。
コスパに優れているのはケイデンスセンサー単体だけですかね。
ライト勢こそ スマホ のログ管理を導入すべき
ここで個人的に思ったのは、
- Bluetooth式チェストストラップが結構高い。
メーカーによりますが5~8,000円が相場。 - サイコンはSD-565のままで分相応。
心拍と速度確認メイン。ケイデンス表示不要。 - やっぱりスマホへのデータ供給はしたい。
5000円弱のケイデンスセンサーだけで大方願いは叶う。
後はハートレートモニターだけ。 - 5.3kHz専用レシーバーの購入は勿体無い。
スマートじゃない。主流じゃない。
それにSD-565付属ストラップは安すぎて色々不安。
ということ。オモチャ感覚で取り付けた安サイコンだからこそ楽しくラフに遊べており、走行中にそう頻繁に凝視していないです。ケイデンスはBPM80-90(もしくはその倍)の音楽やクリックを聞きながらエアロバイクを漕いだり、走っていたのでリズム+ギア:速度+感覚でわかりますし、厳密に維持しなければいけない程、何かに追われていません。速度、距離、心拍、時間、気温。瞬間的にそれが分かれば十分です。
実はライトな乗り方をする自分には、「今の情報」より「振り返り」の方がより分かりやすく、管理しやすくあってほしいのです。だからこそGPSログを含めたスマホの記録がしたいわけで。そっちにケイデンスや速度や心拍の細かな変化があってくれるのは理想的です。
ということで、ケイデンスセンサー購入を予定しつつ、後は心拍を中華サイコンとスマホでどう両立するかが課題となりました。
そんな感じで、ぼーっとAliexpressでハートレートモニターを探していたら、たまたま見つけてしまったのです。
5.3kHzとBluetoothに両対応したすごい安価なチェストストラップを。
SD-565の為に生まれてきたようないい感じのチェストストラップを。
次回へ続く