椎間板ヘルニア と 脊柱管狭窄症 の話 その2

前回は、椎間板ヘルニア(に起因する諸症状)の発生原因と半年間の自己保存、状況整理の末、最寄りの医療機関(整形外科)受診を決意するまで書きました。今回はその続き…最初の受診と二度目の受診のお話です。

お医者さま「大丈夫だ、問題ない」

「これはもう無理だ、状態によっては手術だ」と覚悟を決めつつあった私は、近所の整形外科に向かいました。ところが、その整形外科はいわゆる町医者。クリニックとか医院とか、その手の呼ばれ方をする医療機関でした。MRIも置いてありませんでしたので、「診断の上、紹介状を書いてもらえればいいか」と考え、いざ診察室へ。

ベテランな風格のお医者さまは親身になって受診理由、症状、推測を聴いてくださいました。その上で、いくつか触診を行いました。いわゆるSLRテスト膝深部腱反射です。しかし今日は調子がいいのかあまり痛くない…。

先生「これは大丈夫?」
 「ええ。ただ普段はこの辺りの角度で脚裏に痺れと痛みが出るんですよね」(自己フォロー)
先生「うーん、反射もしっかり出ているなあ。筋肉の衰えや排尿障害は?」
 「排尿は違和感ないです。筋肉はちょっとわかりません」
先生「じゃあとりあえずX線検査をしてみようか」

なんだかなぁと思い、X線を撮影後再び診察室に。すると先生から

お医者さま「問題ないですね。家で様子みましょう

え? そんなはずは…。だって、こんな症状が…。

聴くところ、

触診ではヘルニアと断定できるだけの症状はない。レントゲンでもL4/L5腰椎が若干狭くなっているが許容範囲内だ。あと特に強い主訴である左足への坐骨神経痛のとおり、それを庇うように背骨が右へ湾曲気味だ。それと脊柱管狭窄はやはり高齢者でない為、考えにくいかにヘルニアかもしれないが、大したことないし、今日は帰ろう。治らなかったらまた来て。

(;´д`)ノ マッテェェェ

なんと紹介状を書いて頂くことはおろか、処方箋すらなく、初診料と診察料、レントゲン代だけを払い帰路につくこととなりました。

この病院もしかして、や、やb…おっと

自己診断ミスか、という迷い

その瞬間はおかしいと思っていたのですが、相手はベテランの医者です。なんだか、もうしばらく我慢すれば治るってことだろうか…そういえば今日はかなり楽だったし(そのせいで触診が…) よし、とりあえずしばらく自己保存に戻ろう。そして治らなかったらまた来てと言っていたし、次は紹介状をくれと言いに行こう。

別の病院に!!

更に半年。症状は緩和されず

騙し騙しでしたが気が付くと9月。もうすぐ一年が経とうとしていました。その間に何度か受診を考えていたのですが、自転車メインで長時間、立たず歩かずな生活に馴染んでしまっていたので正直そこまで辛い状況ではなくなっていました。ヘルニアに自分が変化させられていたのです。しかし、やはり時々苦しい状況に苛まれます。

そんな時、偶然、かかりつけの内科の先生に腰の話をすることがありました。今に至る経緯や、前回の受診の話。すると先生が同じように触診をした後「どうみてもヘルニアじゃん。紹介状書いてあげるよ」と。そしてビタミンB12(神経の血行改善)を処方してもらいました。これは薬と呼んでいいのか…というくらい子供だましの薬ですが案外効果があったように思います。特に腰部の鈍痛に。

そして2015年9月。

紹介状をもって少し離れた大きな病院へ。ここでは、日本脊椎脊髄病学会に登録されている先生に当たりました。偶然ですが、前回の受診後に出来ればこの先生に診てもらおうと思っていたので、よかったです。

そこで改めて経緯や症状の説明、触診を行い、レントゲンとMRIの予約をとりました。大きな病院なので会計システムやらカルテの書き方やら何もかもがかなり現代的でした。ちなみに先生曰く結果報告日まで断定はできないけど十中八九椎間板ヘルニアですね。とのことでした。あのやb…おっと。

とても大きな病院なので初診~レントゲン・MRI撮影~結果報告の間がかなり空きました。長い間窮屈だとイメージのMRIはかなり早く撮影できました。昔より速度あがった?

お医者さま「神は言っている。ここで知る定めだと」

結果報告の日。もしかしたら保存でなんとか戻る可能性あるかなぁとやや緊張した私。診察室に入ると、先生が開口一番「やはり椎間板ヘルニアで間違いないですね

私「ああ、そうですか(やっぱり)」

先生は撮影データを見ながら丁寧に状態を説明してくれました。
私のヘルニア状況は端的に
・L4/L5間に巨大ヘルニア(原因)
L5/仙骨間も少し出ているが原因ではない。

・L4/L5間の線維輪が他に比べてやや黒い
現代人は大方そう。ただ年齢よりかはやや黒目。

・膨隆型ヘルニアである
突出が大きくほぼ全体的に神経を後方へ圧迫している。
MRI画像は仰向けに寝ている為、重力影響が大きい。
恐らく座位など丸まっている時はここまで圧迫がなく、立位や歩行、仰向けで圧迫が強まる。間欠性跛行症状が出るのはその為。

・かなり出ており戻ることは難しい
今のところそう厳しい症状ではないようだし、即手術が必要という訳でもない。自身の感覚や考え、環境などから保存を選択するのもよいが、寛解するにはどこかのタイミングで手術が必要になる。手術(ラブ法、内視鏡下)をすれば楽にはなる(末端神経の痺れなどが完全に治るとは言わないし、再発のリスクと防止の為の意識的リハビリが一生続く

という感じ。その後のことを家で一度考えておいでということで現在に至ります。

我、手術を決意す

ということで最初からそうなると思っていたので、次の診察でお願いをしにいくことにしました。主な理由は「ヘルニアが戻らずいずれ手術になるなら、出来る限り末端神経が傷ついていない段階でやった方がマシ」だと思ったからです。神経ブロック治療鍼灸整体マッサージ等で痛みの原因ではなく痛みを低減させることは可能でしょうが、根本的解決にはならないです。また神経の傷つくリスクは同じままか下手すると悪化する訳ですから、やるなら今でしょ!(死語)と思い決意しました。神経は一度傷つくと二度と回復しないか、するにも時間が掛かります。本当に爆弾を抱えた状態で痛みのセンサーを鈍らせる治療というのはするべきではないと思いました。(時間の経過が快方をもたらす場合なら良いですが)

先生の話を聞くと手術は最も古典的なラヴ法(おそらく内視鏡下?)で行うそうです。調べてみると背中を切開し、椎弓の片側一部を削り、中に見えるヘルニアを切除しやすくします。それらの作業中に手前の脊柱管内を通る神経束を横へ避ける為、その際に手術原因による神経症状(痺れ)が起こるリスクがあるそうです。また手術自体が起こす予後の再発リスクを抑える為、最低半年程は安静的な生活が必要のようです。

手術自体は検査入院を合わせて 3週間弱 と結構長いですが、退院して終わりではなく、注意して1年ほど過ごし、再発を防ぐ事を一生涯念頭に起き続ける必要があります。結局、慢性ヘルニアの方や保存で過ごされている方も同じですから。ヘルニアになっちゃったなら仕方ないですね。

まとめ

2記事にわたって自己整理をしつつ書いてみましたが、なんてことはない

「早く医者にいけ」

「医者を信じろ、信じ過ぎるな

「保存治療で絶対治る はウソ

「どうせするなら手術は早いほうがいい」

という感じです。一年間医学系の論文を含め色々読んだので、いくつか書籍を貼っておきました。

ロードバイクの記事を書こうと作ったのに半年程跨ることすらお預けになりそうです。代わりに手術体験記自転車アクセサリー電子ガジェットなど、お役に立つ記事を書いていこうと思います。

ではまた。

椎間板ヘルニア と 脊柱管狭窄症 の話 その2

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